"Informed Design" achievements
豊田合成株式会社 FlesbyIII 訴求のための企画支援
豊田合成株式会社 ニュース 東京モーターショー2019 出展
2017年の活動をさらに進化させる豊田合成の技術ブランディングプロジェクト。
ゴム・樹脂・LED技術を活用した柔らかな車体にAIを搭載し、スキンシップによりコミュニケーションができる相棒のような車。2017年から進化したポイントは、擬人化AIの活用とそのAIとのフィジカルなコミュニケーションを実現する為のやわらかく変形するMMIが配されたインテリア空間と走行シーンによって車体形状を変形させ最適化する省エネ性能が挙げられます。 2015年の提案から引き継ぐやわらかい外装を活用した衝撃緩和機能とやわらかい内装で癒しの空間を演出するなど、人の心身に「やわらかい」関係を築く豊田合成という知覚価値をさらに進化させて訴求します。
自動車分野のサプライヤーメーカーの立場で完成車両コンセプトを2015年にモーターショーで披露したことで業界にインパクトを与えた[ Flesby ]。 2017年には、I.D.Net.が企画支援し技術ブランドの観点で訴求を行った[ FlesbyII ]。2019年に向けてさらなる進化が期待される中、前回よりもさらに進化した技術ブランドとしてのあり方を策定することになりました。
2015年やわらかいクルマ、2017年人との関係を心身ともにやわらかく、そして2019年は非アバター型の擬人化AIを導入しさらに進化させた人とクルマのやわらかい関係を築くための提案となりました。
非アバター型のAIは、人型などの具象的な存在ではなく、音声や動作にフォーカスした抽象性を保つものです。このAIは、日常的に人に寄り添うクラウド型のサービスとして検討され、日々の生活ではスマホを媒介してコミュニケーションを行い、クルマに乗ったらAIがクルマに乗り移るようになります。加えて人とのフィジカルなコミュニケーションによって直感的な操作、指示を行ったりAIからのフィードバックを受け取ることも可能です。ハンドルの周辺から光とともにふくらみが現れアクション、リアクションを行う様はまるで生き物と接しているような感覚を覚えます。
外装に目をやると、従来通り柔らかな素材で覆われ、万一の歩行者との接触時にも衝撃を吸収する安全性を謳います。更にやわらかい素材で覆われたボディは走行条件によって変形をすることで省エネ性能も期待できます。 実際にやわらかなボディが変形する様子を見ると、そのフォルムが感じさせる佇まいの差に驚きます。通常は柔和な存在感が、低いスタンスをとるとアグレッシブな印象に変化します。
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