B2Bブランディングの事例

HOWA B2Bブランディング

株式会社 HOWA

HOWAってどんな会社? 

技術者に響くメッセージで ビジネスの強みをアピールする 企業ブランディング

HOWA  ~45cmの快適空間~

HOWAは” 45cmの快適空間 ”を創造する会社です。
パーソナルスペースという考え方に沿って、個人の心地よさを実現するために人の外側45cmの空間にこだわり、
その45cmの空間を想いのままにするための技術で、快適で豊かなモビリティ体験を実現します。

※パーソナルスペースとは、1996年米文化人類学者エソワード・T・ホールが定義した人と人との心理的距離感の区分

- 背  景 -

株式会社HOWAは、大手自動車メーカーにヘッドライニングやドアトリムなどの内装材を納入していますが、当然のことながら同様の内装材は競合となるサプライヤー企業各社も納入しています。自動車業界の方はご存知のことと思いますが、トヨタや日産などの大手クルマメーカーはサプライヤー企業からの部品供給によって成り立っています。大手クルマメーカーのコスト管理は非常に厳しく、サプライヤー企業の多くは価格競争の波に翻弄されています。その様な状況になる理由はいくつか挙げられますが、いちばんの理由は買い手である大手クルマメーカーから見たときのサプライヤー企業のポジショニングが納入部品のカテゴリーで認識されている点にあります。この様なポジショニングでは同一のポジションに複数のサプライヤー企業が参入するため「主だった特徴」がなければ価格による判別が優先され、必然的に価格競争が起こり易くなります。そこで同社は、企業イメージを向上するためのチームが組織され、I.D.Net.の企画提案によって顧客であるクルマメーカーの技術者に「主だった特徴」としての知覚価値を形成するために「HOWAってどんな会社」という基本的な問いに対する解を用意するプロジェクトをスタートさせました。

- 支援内容 -

マーケティング戦略系支援

保有技術のヒアリングに始まり新たな価値を生むための技術ビジョンの共有など同社の技術に関する棚卸しを実施。これらの共有情報を元に、同社の強みを知覚価値として成立させるためにクルマメーカーから見たポジショニング戦略を策定。競合とのポジショニングにおける差別性の観点から、クルマ業界で根強く語られる「安心・安全・快適」の3ワードに属性を与えるメッセージを提案、同社のビジネスのこだわりのポイントとしてクルマメーカーの技術者の記憶に残る「HOWAってどんな会社?」に答えを用意することができました。さらにこのメッセージに視覚的な共感を促すキービジュアルも提供しています。

コンセプトビジュアライズ支援

同社が取り組む次世代ビジネスの領域について定められた技術ビジョン「HOWA技術ベクトル」が将来のモビリティ社会で具体的にどう貢献するのか、加えて「45cmの快適空間」が意味するベネフィット及びエビデンスの説得材料として、技術ビジョンが実現するモビリティ社会を予測しイラストとして用意。社内及び納入先企業との共有ツールとして提供しました。

※残念ながら画像はお見せできません。

- 支援項目 -

株式会社HOWA B2B Corporate Branding ’19

  • 自社保有技術分析
  • 自社技術ビジョンの共有
  • B2Bポジショニング
  • 知覚の構造化
  • 技術ステートメント策定
  • キービジュアル制作
  • ステートメント訴求用ビジュアル制作
  • 技術ベクトルのコンセプトビジュアライズ

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