■ブランドプロデュース
日本ケンタッキー・フライド・チキンの新業態提案の一環でケンタッキーブライドチキン味の鳥の唐揚げを販売する提案を行いました。販売業態のブランドコンセプト、市場調査(受容調査)から実際の店舗開発支援まで一貫したサポートを行い「唐揚げ専門店『鶏から亭』1号店」をダイエー碑文谷店にオープンするに至りました。
KFCでは、フランチャイズビシネスを展開しており、成長戦略の中ではフランチャイズの店舗数拡大による売上の向上が必須であると考えられていました。鶏から亭よりも先行してオープンしたKFCステーションは、「ケンタッキーフライドチキン」を売ることを前提とした店舗数拡大の新たな解決策でしたが、この鶏から亭は「ケンタッキーフライドチキン」ではなく「ケンタッキーフライドチキンの味」を売ることで新たな店舗を定義しフランチャイジー(加盟店)を増やすことを目的としています。KFCの店舗よりも大幅に出店コストを抑えることができることと、スーパーなどのポップアップ出店も視野に入れフランチャイジーの利益を拡大する仕組みを持たせています。生活者が「ケンタッキーフライドチキン」に求めているものを見いだし、その本質に近づくことでKFCが全く想像していなかったソリューションが生まれました。
美味しい唐揚げを身近なタッチポイントで。スーパーなどの生活圏に、おやつ・おつまみ・惣菜にと主婦の味方のKFCという位置付けです。
ロゴデザインは、和風ながらも気取りすぎない親しみ感を大切にし、落ち着いた、安心感のある和風の店舗は、伝統や美味しさを彷彿とさせるように質感にもこだわっています。
「秘伝スパイス」「醤油」「辛旨(からうま)」など4種類の唐揚げと共にオリジナルチキンも他店と同じ価格で扱っています。主に家族の為に持ち帰る主婦を想定していますが、実際のオープニングにはサラリーマンを含め、シニア層の個食利用など、さまざまな層のお客様が列を成し、大盛況でした。みんなの「あったら嬉しい!」を形にしています。
ダイエー碑文谷店の後はアピタ日吉店、梅屋敷店等、続々と店舗展開しています。
[サポート範囲]
- 市場分析
- 商品企画
- 受容調査
- ネーミング開発
- グラフィックデザイン
- シンボル開発
- 店舗デザイン