【日本パッケージデザイン学生賞2025】の審査員を勤め、贈賞式に出席しました。
弊社取締役の福本佐登美が第四回となるJPDA学生パッケージデザインアワード【日本パッケージデザイン学生賞2025】の審査員を勤め、贈賞式に出席。 受賞した27名の学生に大賞・金賞・銀賞・銅賞・企業賞(フジシール財団賞、王子ホールディングス賞、大阪シーリング印刷賞、寿精版印刷賞、大商硝子賞、ツジカワ賞)・審査員特別賞を贈りました。
■日本パッケージデザイン学生賞とは 公益社団法人日本パッケージデザイン協会(略称:JPDA)が主催し、パッケージデザインの新しい魅力と価値を学生と共に発掘・伝播していくことを目的にした、学生パッケージデザインアワードで、毎年開催されます。 第四回となる本年は、「FUN」をテーマとしたオリジナリティのあるパッケージデザインのアイデアを2カ月間募集し、全国の大学・専門学校から858点の応募がありました。 パッケージデザインには、中身の情報を伝達するだけでなく、形状の工夫やマーケティング、SDGsを意識したものなど、様々な要素が組み合わされてできています。
近年、パッケージデザインに対する関心が高まっていることを受け、美術・芸術系の学校のみならず、パッケージデザインに興味のある学生ならどなたでも参加することができるアワードを2022年度より開催しています。 作品のデザイン性や創造性を競い、パッケージデザイン界で活躍するJPDA会員審査員と外部特別審査員による厳正な審査を経て、大賞・金賞・銀賞・銅賞・審査員特別賞などが選出されます。 また、入賞作品は『年鑑日本のパッケージデザイン』(隔年刊行)に収録されます。
大賞 ”食べごろ動物園”
審査評:福本佐登美
時間の経過そのものをデザイン要素に変えた発想がユーモラスで魅力的です。
バナナの「皮」は「実」にとってすでに天然のパッケージと言えますが、そこに一枚ラベルを添えるだけで食べごろを知らせる工夫は、シンプルながら新しい価値を生み出しています。中身の特性を表現するパッケージデザインの本質を軽やかに示し、日常に小さな発見と笑顔をもたらす「FUN」というテーマにふさわしい前向きな作品であると評価しました。
金賞 ”糸を本のように”10
金賞 ”しずくリウム”10
福本賞 ”醤遊”
審査評: 福本佐登美(JPDA副理事長 株式会社アイディーネット) –豆腐は四角いもの–という既成概念を覆し、パッケージを「型」と捉えたありそうでなかった斬新なアイデアです。表面の凹凸によってかけた醤油の流れを魅せる演出は、食卓に驚きと笑顔、そして会話をもたらすことでしょう。人と食の間に素敵な関係を作り出しています。建築模型のような造形も美しい。さらにこんな迷路もできる..こんなオブジェも..などと想像が膨らみ楽しい気持ちになりました。
