具体的には、プロダクトの in 側ポートから内部に取り入れた空気の流れをバルブ制御し 故障時に out 側ポートへの空気の流れを遮断することで信号を発し プレス機械の動作を停止させます。先の空気の流れは、クロスフローと呼ばれる異なる二つの流路による二重構造の安全対策により 一方のバルブに問題が発生しても正しく動作するよう設計されています。プレス機器を扱う工場内での作業者の安全を守るためのとても重要な役割を担うプロダクトです。
主要マーケットとなるアジア圏で、特に世界の工場とも言われている中国での需要が高く「made in Japan」の高品質なイメージが効果的に働くようです。クライアントの営業情報では、工場のオーナーやマネージャーが、工場視察で迎えるクライアントに プレス機に取り付けられた本製品(リニューアル前の製品)を指差して自身の工場の価値の高さを説明するとのこと。このような背景からプロダクトデザインを進めるにあたり、アズビルTACOとして「made in Japan」の安心感に加え欧米製品にはない独自の魅力を知覚させることが必要だという結論に至りました。